パチンコにおける玉詰まりの種類|対策を知っていれば焦らない!

パチンコにおける玉詰まりの種類|対策を知っていれば焦らない!
  • 大当たり中に玉が詰まって払い出しが止まった!
  • ハンドルを握っても玉が全然出てこない…
  • このままパンクしたらどうしよう
  • 玉詰まりで損した

パチンコを楽しんでいる最中の玉詰まり、本当にイライラしますよね。とくに連チャン中や確変中に起こると、焦りや不安でいっぱいになる方も多いのではないでしょうか?

シン

業界歴20年の私が、解決しましょう。結論から言うと、玉詰まり発生時の鉄則は「すぐにスタッフを呼ぶこと」。 理由はプレイヤー自身で解決できない場合がほとんどだからです。

この記事では、パチンコ遊技における「玉詰まり」に関するあらゆる疑問や不安を解消します。玉詰まりが発生する主な3つのパターンとその原因を詳しく解説するとともに、最も重要な「玉詰まり発生時に絶対にやるべきこと」を具体的にお伝えします。

この記事を読めば、突然の玉詰まりに遭遇しても慌てず、最も安全かつ確実な対処法を実践できるようになります。

目次

パチンコの玉詰まりの種類

パチンコの玉詰まりの種類

パチンコ遊技中に発生する玉詰まりは、プレイヤーにとってストレスの原因となるだけでなく、遊技の進行を妨げる深刻な問題です。

玉詰まりはその発生箇所によっていくつかのパターンに分類でき、それぞれ原因や対処法が異なります。ここでは、代表的な玉詰まりのパターンについて解説します。

遊技台内部で玉が詰まるパターン

パチンコ台の内部、つまりプレイヤーからは直接見えない箇所で玉が詰まるパターンがあります。これは、出玉の払い出しが停止したり、エラーが発生したりする原因となり、遊技の中断を余儀なくされる厄介なトラブルです。

なぜなら、遊技台の内部には、獲得した玉を払い出すための複雑な経路や機構が存在します。この経路の途中や払い出し口付近で、汚れや部品の摩耗、不具合などが原因で玉の流れが阻害され、詰まりが発生するためです。とくに、長期間の使用による部品の劣化や、十分なメンテナンスが行われていない場合に発生しやすくなります。

具体的な例としては、大当たり中や確変中に、本来払い出されるはずの大量の玉が、内部の通路で詰まってしまい、下皿への供給が完全に停止してしまうケースが挙げられます。少量の賞球が払い出される際に、内部のセンサー付近や玉の分配部分で詰まり、結果として台がエラーを検知し、遊技が停止することもあります。

遊技台内部での玉詰まりは、プレイヤーが直接手を出せない場所で発生し、正常な遊技の継続を妨げる問題です。エラー表示が出たり、玉の払い出しが明らかにおかしいと感じたりした場合は、無理に自分で解決しようとせず、速やかにホールスタッフを呼び、適切な処置を依頼することが重要です。

発射装置で玉が詰まり打てないパターン

パチンコ玉を打ち出すための発射装置周辺で玉が詰まり、玉が打ち出せなくなるパターンがあります。これは、遊技を開始できない、あるいはプレイの途中で玉が打てなくなり、直接的に遊技の継続を不可能にするトラブルです。

その主な理由は、上皿から供給された玉が、実際に打ち出されるまでの経路(レールや供給口)や、玉を弾き飛ばすハンマーなどの発射機構部分で、物理的に引っかかってしまうためです。湿気による玉同士の付着、あるいは異物の混入、部品の破損などが原因で、玉の供給が止まったり、発射動作が正常に行われなくなったりします。

上皿から発射レールへと玉を導く部分で、複数の玉がアーチ状に組み合わさってしまい(ブリッジ現象)、それ以上玉が流れ込まなくなることがあります。

ハンドルを操作して打ち出しを行っても、カチカチと音はするものの玉が飛ばない、あるいは非常に弱い勢いでしか飛ばない場合、発射位置で玉が不適切に停止していたり、発射ハンマー周辺に玉が詰まっている可能性があります。

上皿には十分な玉があるにも関わらず、断続的にしか玉が発射されなくなったり、完全に沈黙してしまったりするのが、このパターンの典型的な症状です。

発射装置での玉詰まりは、遊技の根幹である「玉を打ち出す」行為そのものを阻害する問題です。多くの場合、玉の供給経路や発射機構に原因があるため、これもプレイヤー自身での解決は難しく、ホールスタッフによる確認と対応が必要となります。

盤面上で玉が引っかかるパターン

打ち出された玉が盤面上の釘や役物などに物理的に引っかかってしまうパターンがあります。これは、玉の正常な落下運動を妨げ、遊技の流れに予期せぬ影響を与えることがある現象です。

パチンコの盤面には、玉の軌道を変化させるために無数の釘が打ち込まれているほか、回転体(風車)、可動役物、ステージといった様々な構造物が配置されています。これらの釘の間や、構造物の隙間、突起部分などに、玉が偶然挟まったり、乗り上げたりすることで、本来落下すべき玉が盤面上に留まってしまうことがあるからです。

これは、釘の配置バランス、玉の打ち出しの強さや角度、役物の動作タイミングなどが複合的に絡み合って発生します。具体的なケースとしては、玉が「ブドウ」ようにくっつき、打ち出した玉がスタートチャッカーに向かうことができない状況になる場合があります。このままだと大当たりの抽選を受けることができません。

盤面上で玉が引っかかる現象は、盤面上の構造物と玉との物理的な干渉によって発生し、遊技の展開に直接影響を与える可能性があります。

引っかかった玉は、遊技を有利に進めることもあれば、不利にすることもありますが、いずれにせよ正常な状態ではありません。軽い台の振動などで自然に解消されることもありますが、解消されない場合や役物の動作に支障が出ている場合は、ホールスタッフに対応を求めるのが適切です。

玉詰まりの直し方|打てないときにやるべきこと

玉詰まりの直し方|打てないときにやるべきこと

パチンコ遊技中に玉詰まりが発生し、玉が打てなくなってしまった場合、プレイヤーが取るべき最も重要かつ適切な行動は、自分で無理に直そうとせず、速やかにホールスタッフを呼ぶことです。

なぜなら、玉詰まりの原因はさまざまであり、その多くはプレイヤーの手の届かない遊技台の内部や、専門的な知識がなければ安全に対処できない発射装置周りで発生しているからです。無理に自分で直そうとして台を叩くと、遊技台を破損させてしまう、あるいは怪我をしてしまうリスクがあります。

問題を悪化させ、復旧までに余計な時間がかかってしまう可能性も否定できません。直すためには台を開けないと直せない場合が多く、台を開けることのできるホールスタッフを呼ぶしかありません。

スタッフが到着したら、「玉が詰まって打てません」「ハンドルを回しても玉が出ません」と具体的に状況を伝えましょう。いつからその状態になったか、直前に何か異変があったかを伝えると、原因特定がスムーズになります。

スタッフは上皿や発射口を点検し、必要に応じて専用の鍵で遊技台を開けて内部確認を行います。発射装置付近の簡単な詰まりなら短時間で直ることが多いです。内部で複雑な詰まりや部品不良がある場合は、多少時間がかかることもあります。この間はスタッフの指示に従い、邪魔をしないよう待機しましょう。

玉詰まりを起こすような台は違法なのか?

玉詰まりを起こすような台は違法なのか?

パチンコ台で玉詰まりが発生すること自体が、直ちにその台が違法であるというわけではありません。しかしながら、玉詰まりの原因やその頻度、ホール側の対応によっては、違法性が問われる可能性は存在します。

その理由は、パチンコ台が多数の部品から構成される精密機械であるためです。長時間の稼働による部品の自然な摩耗や劣化、使用される玉の僅かな変形や汚れ、さらには単なる偶然などによって、玉詰まりは起こり得る現象と言えます。正規の型式検定を受け、管轄の公安委員会の承認を得て設置されている遊技台であっても、構造上、あるいは経年劣化によって玉詰まりが発生する可能性はゼロではありません。

シン

玉詰まりと違法性の関係について、もう少し具体的に見ていきましょう。

違法とは断定できないケース

パチンコ台内部の部品が、経年劣化や個体差によって故障し、結果として玉詰まりが発生する場合があります。予期せぬ機械的トラブルは、この事象自体をもって違法とすることはできません。ホール側には、発見次第速やかに修理・メンテナンスを行う責任があります。

違法性が疑われる、または違法となるケース

ホール関係者が意図的に釘を曲げたり、内部の部品を取り替えたりして、本来の設計とは異なる状態で営業している場合。これは明確な「不正改造」にあたり、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)に違反する行為です。

故障部品は交換後に、警察に検査してもらいます。変更承認の申請が必要

単に「玉詰まりが起きた」というだけで、その台が即座に違法であると結論付けることはできません。多くは偶発的な機械トラブルや構造上の問題です。

玉詰まりが原因でパンクしたら保証になるのか?

玉詰まりが原因でパンクしたら保証になるのか?

パチンコの大当たり中や確変・時短中に玉詰まりが発生し、パンクしてしまった場合、多くのホールでは何らかの保証を受けられる可能性が高いです。これは法律で義務付けられているわけではなく、あくまでホール側の裁量によるサービス対応です。必ず保証されるわけではない点には注意しましょう。

保証が期待できる理由は、玉詰まりがプレイヤーの責任によるものではなく、遊技台やメンテナンスの不備によるものと考えられるからです。機械トラブルによって本来得られるはずだった出玉や遊技機会を失った場合、ホールとしても顧客満足度維持や信頼性確保の観点から、補償対応を行うのが一般的です。

ただし、保証内容や対応可否はホールごとに異なり、全国一律のルールは存在しません。玉詰まりによるパンクと保証について、具体的なケースやポイントを見ていきましょう。

保証が期待できる状況の例

大当たりラウンド中に玉詰まりが発生し、規定数の玉を払い出せずに終了してしまった場合、多くのホールでは補償を受けられます。

たとえば、10ラウンド大当たり中に1500個の玉を受け取る前に終了してしまった場合、不足分を玉で補償する対応が一般的です。

一方、ST中や時短中に玉詰まりが起き、規定回転数や時間を消化できずに電サポが終了したケースは、大当たりが確定していたわけではないため、補償の判断が難しくなります。

しかし、玉詰まりによって明らかに長時間の遊技機会が失われた場合、ホール側は詰まりの時間や残り回数を考慮し、平均獲得玉数や大当たり期待値に基づいた補償を行うこともあります。

保証を受けるために重要なこと

保証を受けるために最も重要なのは、異常が発生したらすぐにスタッフを呼ぶことです。

玉詰まりが起きて「このままではパンクする」と感じたら、決して自分で何とかしようとせず、直ちに遊技台の呼び出しボタンを押してください。時間が経つと、玉詰まりとパンクの因果関係を証明するのが難しくなり、保証交渉が不利になります。

シン

スタッフも、お客さんにパンクして欲しくありません。結論揉めたくないからです。状況判断の早いスタッフであれば、パンクを回避してトラブルを改善してくれる可能性も高いです。

エラー表示が出ていた場合も、必ず伝えます。交渉時は冷静な態度を心がけましょう。

保証はホールのサービス対応であり、当然の権利ではありません。感情的な態度や高圧的な言動は逆効果です。

状況を丁寧な言葉で説明し、ホールのルールやスタッフの判断を尊重する姿勢が求められます。保証を確実に受けるためには、冷静かつ正確な対応が欠かせません。

保証が難しい、または限定的になる可能性のあるケース

プレイヤーの過失によって玉詰まりが発生したと判断された場合、基本的にホールからの保証は受けられません。たとえば、台を叩く、不自然な打ち方をするなどの行為が確認されると、プレイヤー側の責任とみなされます。

玉詰まりが発生してからスタッフを呼ぶまでに時間がかかりすぎた場合や、エラー履歴が残っていない場合も注意が必要です。客観的に玉詰まりが原因と証明できないと、保証は難しくなります。

ホールごとの規定によって対応が異なる点も押さえておきましょう。そもそも玉詰まりによるパンク保証を行わない方針を掲げているホールもあります。

玉詰まりが原因で大当たりやST/時短がパンクしてしまった場合は、諦めずに、まずは速やかにホールスタッフを呼んで状況を説明し、保証について相談することが肝心です。多くの場合は何らかの形で誠意ある対応を受けられる可能性が高いですが、保証は確定された権利ではなく、ホールのサービスの一環であるという点を理解し、冷静かつ丁寧に交渉を進めることが重要となります。

総括|パチンコ玉詰まりの全貌

パチンコの玉詰まりは、遊技中に玉が出なくなる現象で、焦りや不安を引き起こします。原因は大きく3つに分かれ、①遊技台内部、②発射装置、③盤面上での引っかかりにより発生します。

玉詰まりが起きた際には、絶対に自分で直そうとせず、すぐにホールスタッフを呼ぶことが重要です。無理に触ると台を壊すリスクや怪我の危険があります。スタッフに状況を具体的に伝え、対応を待ちましょう。

玉詰まり自体は違法ではありませんが、意図的な不正改造があれば違法行為となります。不自然な詰まりが続く場合はスタッフに相談するとよいでしょう。

玉詰まりによるパンク(大当たり終了など)時の保証については、ホールのサービス対応であり必ず保証されるものではありませんが、迅速にスタッフを呼び冷静に交渉することで、出玉の補償などを受けられる可能性が高まります。

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